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還るべきところ
発表日:2008年8月9日
演奏時間:4:00
ファイルサイズ:3.66MB
毎日の生活に疲れた時、目の前のことしか見えていなくて、自分にとって本当に大切なことを考える余裕がなくなってしまうことはよくある話。
でも、たまの休日だけでも、「心の洗濯」をしてみることの意味は大きいと思います。ちょっと余裕が出来たところで、ふと、還るべきところを再発見することが出来たら、自分の人生で進むべき方向が見えて、日々の辛さが多少なりとも和らぐはずです。
曲構成:
Aメロ:
還るべき「原点」がしっかりしている時、人は前を見て着実に歩んでいけるものです。この力強い前進を表現しました。
Bメロ:一度「原点」を自分の中で見失ってしまうと、悩んでも悩んでも、考えが同じところをグルグル回って、心がどんどん不安定になっていきます。暗中模索、まさにそんな感じです。心の苦しみと、考えが同じところをグルグル回っている様子を表現しました。
サビ:苦しい時期は長くなるかもしれませんが、一つの「気付き」から突然楽になることが多いものです。一度そこへたどり着ければ、あとは進むだけ。ベースラインにも勢いを持たせてあります。
南風(なんぷう)、踊る
発表日:2008年5月13日
ファイルサイズ:3.50MB
地方在住の鉄道ファンの一人として、JR四国2000系気動車の特急「南風(なんぷう)」号を勝手に応援する楽曲です。
タイトルはカーブで車体を傾かせながら走る振り子列車をダンスにたとえた表現から来ています。
マニアにとって面白い新型車両としての2000系と、鉄道離れが進む地方において、JR四国が起死回生の打開策と出した2000系という、二つの顔を表現しました。
私にとっては初めての試みですが、ソナタ形式を参考にして、転調を繰り返しながら、曲全体が一つの物語を形作る構成になっています。
曲構成:
Aメロ:1回目、2回目ともヘ長調。
1989年に登場した、現在の南風に使用されている2000系気動車のテーマです。
世界初の制御付自然振り子式液体式ディーゼル動車、ということで、エンジン音が(私を含む一部ファンにとって)心地よかったり、振り子列車の曲線を高速で通過する独特の乗り味を楽しんだり、いろいろなマニア的な要素があります。
地方路線らしい、独特の時間感覚も魅力的かもしれません。話のネタと走りをイメージした、軽やかで牧歌的なメロディです。
Bメロ:1回目はニ短調、2回目はニ長調。
2000系気動車登場前夜の、新しく開通する高速道路との競争、貧弱な鉄道インフラなどの絶望的状況や、2000系開発中の技術的な困難を表現するための緊張感のある部分です。
地方の鉄道が置かれている状況に対する不安感、絶望感を、不安定さを感じさせる旋律で表現しています。
2回目は救世主・2000系が登場して状況が改善したイメージで長調になっています。
サビ:1回目はヘ長調、2回目はニ長調、3回目は変ホ長調。
絶望を希望に変える力強い存在としての2000系がサビのテーマです。
四国の鉄道の存亡をかけた、起死回生の切り札として2000系は登場しました。乗客減に歯止めをかけ、南風の歴史の中でも、2000系が最も長い期間使用された列車になりました。厳しさの中でも明日を信じて、公共交通機関の名にふさわしい、地元の人々に受け入れられる存在を目指して、2000系南風は今日も前進を続けます。
荷物をおろして
発表日:2008年7月13日
演奏時間:3:44
ファイルサイズ:3.42MB
知らず知らずのうちに部屋の中に余計なモノがたまることはありがちな話。気が付くとゴミの山で足の踏み場もない、なんてことも珍しくありません。
私たちの心の中も、こんなゴミがたまってしまうことがあります。
心の重荷になっている記憶や感情のようなもの、これらは私たちの精神力を消耗させ、明日への活力を確実に奪います。
人にとって過去も大切ですが、心の中から余計な荷物を下ろせば、毎日の暮らしがきっと楽になるはずです。
曲構成:
Aメロ:必要でないものは大胆にどんどん捨て、余計なモノはどんどん撤去。テンポよく物を捨てて整理を進めていくイメージです。
Bメロ:どこから手を付けたらわからないゴミの山。なかなか振り払うことのできない心の中のゴミ。整理が難しくて辛くなることもよくある話。困惑、絶望、迷走、そんなイメージです。
サビ:余計なものを取り払った後には、心地よいゆとりができ、さわやかな気持ちになります。この気分の高揚感を表現したメロディです。
ネタの女神
発表日:2008年6月23日
ファイルサイズ:3.21MB
人生とは、思いがけない災難や喜びを「ネタ」として蓄積していく営みなのかもしれません。
ただ、全てのネタは神さまのような存在ではなく、人間の営みが作り出すものです。
ネタの裏に「人の力を超えた存在」があるように見えたとしても、錯覚に過ぎません。
人はまっさらな状態で生まれてきて、意識的に、また無意識的にネタを生み出しつつ、自分自身もネタにまみれて死んでいく。
「ネタと生きる」喜びを見出すことが、私たちには求められているのかもしれません。
タイトルの「ネタの女神」は、特定の人物を指しているのではなく、「今」を生きる私たち人間こそネタを生みだす神だという想いで付けたものです。
ただ、「破壊女王」など、特別な称号を持った象徴的な人物がいるのも事実ですが。
それぞれの空
発表日:2007年11月30日
ファイルサイズ:4.07MB
ネット上のお付き合いをネタにした曲です。遠く離れた所に住んでいるこそ、頻繁に逢えないからこそ、心の距離は近い。そんな仲間のことを想って創りました。
私の大学時代は、ちょうどインターネットが一般に普及し、さまざまな個人によるホームページが立ち上がった時期にあたります。私も鉄道趣味のホームページを立ち上げ、チャットを運営していました。
私は暇さえあれば大学の中のパソコンの前に座り、チャットで鉄道の経営のこと、ダイヤのこと、車両のことなどを時間を忘れて語り合いました。当時学生だった仲間もチャットにのめりこむ毎日で、「チャット廃人」という言葉さえ生まれました。
しかし、大学時代はチャット三昧だった仲間も、やがて就職し、遠く離れた各々の場所で自分の生活を築いていきます。
しかし、お金の面では余裕が出来たことで、お互いの地元へ行って遊ぶ機会は増えました。ネット上の「オンライン」の関係に対して、「オフライン」の関係、ということで、「オフ会」と呼んでいるのですが、こうした形で久しぶりにでも逢えば、いつもの仲間どうしの会話がはずみます。趣味が同じで、互いの人柄もよく知っているのも大きいのでしょう。
普段なかなか逢えないからこそ、仲間を想う気持ちはかえって強くなるのかもしれません。そうした仲間同士の絆をこの作品に込めました。
タイトル画像は幻想素材サイトFirst Moonよりお借りしています。
http://www.first-moon.com/ ![]()